感情を表す慣用句

「Down in the Dumps」の意味と使い方|落ち込んだ気分を英語で表現!

「なんだか気分が沈んでいる」「落ち込んでいる」と英語で表現したいとき、どんなフレーズが思い浮かびますか?

「sad」や「depressed」も使えますが、ネイティブがよく使う表現の一つに 「down in the dumps」 があります。

例えば、大事な試験に落ちたときや、失恋したときなど、気分がどんよりしている場面でピッタリの表現です。

この記事では、「down in the dumps」の意味や由来、実際の使われ方、例文を紹介します。

最後にはクイズも用意しているので、ぜひ挑戦してみてください!

「Down in the Dumps」の意味

「down in the dumps」 は、 「気分が落ち込んでいる」「憂うつな状態でいる」 という意味のイディオムです。

「dumps」 はここでは「憂うつな気分」「沈んだ気持ち」という意味で使われています。

つまり、「down in the dumps」は 「沈んだ気分の中にいる」=「落ち込んでいる」 というニュアンスになります。

「Down in the Dumps」の由来

「Down in the dumps」という表現は、16世紀から使われていたとされています。当時の「dumps」という言葉は、単に「ゴミ捨て場」を意味していただけでなく、精神的に沈んだ状態や憂鬱な気分を指すスラングとしても使われていました。おそらく、「ゴミ捨て場」という言葉が、捨てられて無価値と見なされるものが集まる場所というイメージから、落ち込んだ、何もかもが無気力である状態に結びつけられたと考えられます。

さらに、「down」という言葉は「低い場所に」という意味だけでなく、感情的に落ち込んだ状態やネガティブな気分を表す表現にも使われることが多いです。このため、「down in the dumps」は、気分がとても沈んでいる、元気がないという意味で使われるようになりました。

現代英語においてもこの表現は一般的で、「気分が落ち込んでいる」「ふさぎ込んでいる」という意味で使われます。例えば、誰かが不安や悲しみで元気をなくしているときに「I’ve been feeling down in the dumps lately.」と言ったりします。このように、元々は単なるスラングだった「dumps」が、今では日常的な表現に定着しています。

「Down in the Dumps」が使われるシチュエーションと例文

この表現は、次のような状況でよく使われます。

1. 失恋したとき

恋人と別れたり、片思いが実らなかったとき、友人に気持ちを伝えるのにぴったりの表現です。

例: He’s been down in the dumps since his girlfriend broke up with him.

(彼は彼女に振られてから、ずっと落ち込んでいるよ。)

2. 仕事や試験でうまくいかなかったとき

試験に落ちたり、昇進に失敗したりすると、やる気がなくなることがありますよね。

例: She failed her math test, so she’s really down in the dumps today.

(彼女は数学の試験に落ちて、今日はかなり落ち込んでいるよ。)

3. なんとなく気分が沈んでいるとき

特に理由はないけれど、なんだか気分が上がらない…そんなときにも使えます。

例: I don’t know why, but I’ve been feeling down in the dumps lately.

(理由はわからないけど、最近なんだか気分が沈んでいるんだよね。)

クイズ(答えは記事の最後に!)

次の英文の意味として最も適切なのはどれでしょう?

“She’s been down in the dumps all week because her cat ran away.”

  1. 彼女は今週ずっと怒っている
  2. 彼女は今週ずっと落ち込んでいる
  3. 彼女は今週ずっと忙しい

答えは記事の最後に!

まとめ

「down in the dumps」落ち込んでいる、気分が沈んでいる

由来:「dumps」は16世紀から「憂うつな気分」を意味する言葉として使われていた

使われるシチュエーション:失恋・試験や仕事の失敗・気分が沈んでいるとき

ぜひ、日常会話で「down in the dumps」を使ってみてくださいね!

クイズの答えは「2. 彼女は今週ずっと落ち込んでいる」 だよ。

彼女の猫が逃げちゃったことで、悲しくなっていることがわかるね💧