感情を表す慣用句

ストレス発散!「Blow Off Steam」の意味と使い方

仕事や勉強で溜まったストレスを発散したいとき、あなたはどうしますか?運動したり、大声で歌ったり、趣味に没頭したりと様々な方法があると思います。

英語では、そんな「ストレスを発散する」「うっぷんを晴らす」という意味の表現として 「blow off steam」 が使われます。

直訳すると「蒸気を吹き飛ばす」ですが、なぜこの表現がストレス発散を意味するようになったのでしょう。今回は、「blow off steam」の意味、由来、使い方、実際のシチュエーションでの例文を紹介していきます!

「Blow Off Steam」の意味とは?

「Blow off steam」は、「溜まったストレスや怒り、不満を発散する」という意味の英語表現です。

イライラしたりフラストレーションを抱えていたり、それを健全な方法で解消するというニュアンスが含まれ、溜まった強い感情を取り除く意味を持ちます。例えば、運動をしたり、趣味に没頭したり、友達と話したりすることで、心のモヤモヤを晴らすときなんかはピッタリの表現ですね。

日常会話でもよく使われるフレーズなので、覚えておくと便利です!

「Blow Off Steam」の由来は?

「Blow off steam」は蒸気機関に由来します。

19世紀、蒸気機関車や蒸気ボイラーは、水を加熱して発生した蒸気の力で動いていました。しかし、蒸気が溜まりすぎると圧力が高まり、爆発の危険があります。そこで、定期的に蒸気を放出する(= blow off steam)ことで、安全を保っていたのです。

この仕組みが、「ストレスや怒りを溜め込みすぎると爆発してしまうので、適度に発散することが大切」という考えに結びつき、「blow off steam」が「ストレスを発散する」「うっぷんを晴らす」という意味で使われるようになりました。

「Blow Off Steam」が使われるシチュエーションと例文

この表現が使われるシチュエーションをいくつか紹介します!

1. 仕事で疲れたとき

例: After a long day at work, I like to go for a walk to blow off some steam.

(仕事で疲れた日は、ストレス発散のために散歩に行くのが好きです。)

2. テスト勉強でストレスが溜まったとき

例: I had been studying all week, so I went out with my friends to blow off steam.

(1週間ずっと勉強していたので、友達と出かけてストレスを発散しました。)

3. 怒りやイライラを解消したいとき

例: He was really upset after the argument, so he went for a run to blow off some steam.

(彼は口論の後、とてもイライラしていたので、走りに行ってストレスを発散しました。)

4. スポーツでストレスを発散するとき

例: Playing basketball helps me blow off steam after a stressful day.

(バスケットボールをすると、ストレスの多い一日の後に気分がスッキリします。)

5. 子供がエネルギーを発散するとき

例: The kids were full of energy, so we took them to the park to blow off some steam.

(子供たちは元気いっぱいだったので、公園に連れて行って遊ばせました。)

クイズ(答えは記事の最後に!)

次の英文はどのような意味でしょう?

“After the long meeting, John went to the gym to blow off some steam.”

答えは記事の最後に!

まとめ

「Blow off steam」 とは、「ストレスやイライラを発散する」 という意味の英語表現。

• 由来は蒸気機関で、蒸気を適度に放出しないと爆発してしまうことから来ている。

• 仕事、勉強、スポーツ、日常のイライラ解消など、さまざまな場面で使われる。

• 「ストレス発散したい!」と思ったときに使える便利なフレーズ。

クイズの答えは…「長い会議の後、ジョンはストレスを発散するためにジムへ行った」でした⭐️

この表現を覚えて、英会話の中でぜひ使ってみてくださいね!