「can」と「be able to」ってどっちも「~できる」って意味らしいけど、違いってあるの?あるとしたらどう使い分ければいいの?
今回はこの疑問にお答えします!
結論から言ってしまうと、違いはちゃんとあります♪
「can」には場合によって使えないときがあるので、そのようなときは「be able to」で補う必要があります。
つまり、「can」にくらべて「be able to」は万能と言えますね。
そして、「can」と「be able to」の違いにおいて、一番気をつけたいのは「過去の能力」を表すときです。
最初にざっくりまとめてみますね。
「can」「be able to」= ~できる【能力】
「can」が使えないのは…
- 未来に持っている能力を表したいとき(ただし、「未来にできる可能性」を表す場合は使える)
- 過去に持っていた能力を表したいとき(厳密には、過去を表すには「could」とする必要あり。ただし、過去の一時的能力に対しては、「could」も使えない。)
対して、「be able to」は万能に使える。
*「can」「be able to」のあとは必ず動詞の原形
それでは、詳しく説明していきます!
なお、「can」「could」は「能力」以外のことを表す場合にも使われますが、今回はこの「能力」という意味に絞って解説していきます。
現在の能力
現在の能力における「can」と「be able to」に特に大きな違いはありません。
どちらかというと「be able to」の方が少しフォーマルな響きがあり、「can」にくらべて使用される頻度は少しおちるかなといった印象です。
I can swim.
私は泳ぐことができる。
I am able to swim.
私は泳ぐことができる。
どちらの後にも動詞の原形がきていることに注意しましょう♪
未来の能力
未来の能力を表す際は、基本「can」は使えません。
I will can swim.
「will」のあとには「動詞の原形」が来なくてはいけないので、ここで出番になるのが「be able to」です。
I will be able to swim.
私は泳ぐことができるようになる。
【例外】未来で「can」が使える場合
例外として、「未来にできる可能性」を表すときは、未来のことであっても「can」が使えます。
誰かとの約束とか予定を立てるときに使えるよ♪
どういうことかと言いますと、例えば、あなたが友達に
Can you meet me tomorrow?
明日会える?
と聞かれたとします。しかし、明日は予定があって会うことができないけど、日曜日だったら可能だとします。
そんなときに使えるのが、この「未来にできる可能性」を表す「can」です。
I can meet you on Sunday.
私は日曜日あなたに会うことができます。(=日曜日だったら会えるよ。)
つまり、このような場合は未来のことであっても、「can」が使えるということになります。
もう一つ例を載せておきます♪
Can you help me with my homework tonight?
今日の夜宿題手伝ってくれない?
I can help you tomorrow!
明日だったら手伝えるよ!
過去の能力
「can」と「be able to」の使い分けにおいて一番注意したいのが「過去の能力」を表したいときです。
まず、「can」はそのままでは過去に対して使うことができず、「could」にする必要があります。
When I was a kid, I could do the splits.
私は子どもの頃、開脚をすることができました。
When I was a kid, I was able to do the splits.
私は子どもの頃、開脚をすることができました。(上と同じ)
(*do the splits=開脚をする)
ここで、最大のポイントです。
過去の能力でも、それが特定の状況での一時的な能力だった場合、「could」は使えず、「be able to」のみが使用可能となります!
I was able to finish my homework yesterday.
私は昨日宿題を終わらせることができました。
I could finish my homework yesterday.
このように、過去は過去でも、
常にできた能力に対しては「could」または「be able to」、
何かを達成した時など、一時的にできたという能力に対しては「be able to」のみが使えます。
「否定形」の場合はどうなる…?
たった今、「could」は一時的に「~できた(達成した)」という能力については使われないと説明しましたね?
そんな「could」ですが、「否定形」の場合は条件なく普通に使うことができます。
I couldn’t finish my homework yesterday.
私は昨日宿題を終わらせることができませんでした。
I wasn’t able to finish my homework yesterday.
私は昨日宿題を終わらせることができませんでした。(上と同じ)
このように、
「否定形」では「could」と「be able to」どっちも使えるんだな!
と覚えておきましょう♪
まとめ
今回は、「can」と「be able to」の違いと、使い分け方について見てきました。
要点をもう一度、まとめておきます。
「can」「be able to」= ~できる【能力】
「can」が使えないのは…
- 未来に持っている能力を表したいとき(ただし、「未来にできる可能性」を表す場合は使える)
- 過去に持っていた能力を表したいとき(厳密には、過去を表すには「could」とする必要あり。ただし、過去の一時的能力に対しては、「could」も使えない。)
対して、「be able to」は万能に使える。
*「can」「be able to」のあとは必ず動詞の原形
序盤でも少し触れましたが、「can」は「be able to」にくらべてどちらかというと一般的な印象があります。
ただ、「be able to」にはどんな状況でも使えるというメリットがあります。
なので、基本スタイルとしては、「can」と「be able to」どちらも使えるときであれば「can」を使い、「can」が使えない場合は「be able to」で補うといった感じでいくことをオススメします♪
それではまた〜