英語の表現には、直訳が難しいものや、特定の状況でしか使われないフレーズが多く存在します。
その中でも、「keep a straight face」というフレーズは、見た目や感情をコントロールすることに関連していますが、その意味や使い方を理解している人は意外と少ないかもしれません。この記事では、この表現の意味や由来、使われるシチュエーションを詳しく見ていきましょう!
「keep a straight face」の意味とは?
「keep a straight face」とは、感情を表に出さずに冷静で真剣な表情を保つこと、特に笑ったりして感情が顔に出ないようにすることを指します。
多くの場合、何か面白いことや不意の出来事があっても、それを表に出さずに堅い表情を続けるときに使われます。
日本語での「笑いをこらえる」「(笑わずに)真顔でいる」といったニュアンスです。
「keep a straight face」の由来は?
このフレーズの起源に関しては諸説ありますが、有力なものとして19世紀前半に使われた記録が残っているようです。19世紀後期になると辞書にも辞書にも載り始め、より一般的な表現となっていったとされています。
「straight」は「まっすぐな、整った」という意味を持ちます。ここでの「straight face」は、笑って顔がクシャッとなったりしていない、つまりは「感情を表さず、表情が崩れていない顔」というニュアンスになります。このことから、「keep a straight face」は「表情を崩さずにいる」「笑わずにいる」という意味になったと考えられます。
「keep a straight face」が使われるシチュエーションと例文
1. 友達の冗談を聞いたとき
例: It was so hard to keep a straight face when my friend told me that ridiculous joke.
(友達があのばかげた冗談を言ったとき、笑いをこらえるのが本当に大変だった。)
2. 先生や上司の前で真面目にしなければならないとき
例: I had to keep a straight face when my boss mispronounced my name in a serious meeting.
(上司が真面目な会議で私の名前を間違えて発音したとき、笑いをこらえなければならなかった。)
3. 子どもの面白い発言や行動を見たとき
例: When my son proudly said that 2+2 equals 5, I struggled to keep a straight face.
(息子が誇らしげに「2+2は5だよ」と言ったとき、笑いをこらえるのに必死だった。)
4. 誰かがふざけてきても、冗談に乗らずに済ませたいとき
例: My friend tried to tease me, but I managed to keep a straight face and ignored him.
(友達がからかおうとしてきたけど、私は笑わずにスルーした。)
5. いたずらやサプライズを成功させるために笑いをこらえるとき
例: We had to keep a straight face while planning the surprise party so she wouldn’t suspect anything.
(彼女に気づかれないように、サプライズパーティーの計画を立てている間は笑いをこらえなければならなかった。)
このように、「keep a straight face」は、笑いをこらえる場面や真剣さを保たなければならない状況でよく使われます!
クイズ(答えは記事の最後に!)
次の英文の意味として最も適切なのはどれでしょう?
“I had to keep a straight face when my colleague made a funny mistake during the meeting.”
- 彼の間違いに大笑いしてしまった
- 会議中に笑いをこらえていた
- 彼のミスに気づかなかった
- 面白い冗談を言った
答えは記事の最後に!
まとめ
「keep a straight face」は、何か面白いことがあった際に、顔に感情を出さず、冷静に表情を保つことを意味します。笑ったり、笑顔になってしまいそうな感情をグッとこらえて押し込めるといったシチュエーションで使われます。日常的にもよく出てくる表現なので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!
クイズの答えは…
「②会議中に笑いをこらえていた」でした⭐️
同僚の会議中の面白いミスに対して、笑いをこらえていたんだね!