フレーズ

【面白表現】「tickle someone’s funny bone」の意味と使い方!

ソファーに座ってパソコンを見ながら笑っている二人の女性

「ファニーボーン」ってありますよね!

椅子とか壁とかに肘をぶつけた時「ジ〜ン」ってする、痛みと同時になんとも言えない感覚に襲われるあの場所です(笑)

今回はそんな「ファニーボーン」を使った英語フレーズ、「tickle someone’s funny bone」を紹介します。

「tickle someone’s funny bone」の意味と使い方

tickle someone’s funny bone

〜を笑わせる

「直訳:〜のファニーボーンをくすぐる」

* tickle 〜(ティクル)= 〜をくすぐる

* funny bone = ファニーボーン

「tickle someone’s funny bone」は「〜を笑わせる、面白がらせる」といった意味。

  • 面白い
  • おかしい
  • こっけいな
  • ユーモアがある
  • 楽しませる

ようなものに対して使います。

「someone’s(誰かの)」のところには、「my, your, his, her」などを入れればOK!

例えば、「tickle his funny bone」は直訳だと「彼のファニーボーンをくすぐる」ですが、意味としては「彼を笑わせる」になります^^

「tickle someone’s funny bone」の由来

なんで「〜のファニーボーンをくすぐる」が「〜を笑わせる」になるの?

そもそも「ファニーボーン」ってなんで「funny bone」って呼ばれてるの?

こんな疑問ありますよね!

「funny bone」が「funny」なワケ

「funny bone」が「funny」と呼ばれる理由には2つの説があり、「funny」が持つ、次の2つの意味と関係しています。

  1. おかしくて面白い
  2. 変な

説1:「funny」= おかしくて面白い

「funny bone」は厳密には「bone(骨)」でなくて「nerve(神経)」です。

その神経とは「ulnar nerve(アルナー ナーヴ)= しゃっこつ神経」と呼ばれ、肩から手にかけて通っています。

いわゆる「ファニーボーン」のところは「humerus(ヒューマラス)= 上腕骨)」に沿って走っている神経となります。

骨や筋肉で守られている他の部位と違って、ファニーボーンの所は、皮膚のすぐ下にこの神経が通っているため、ジンジンと衝撃を感じやすいワケです^^;

さて、この「上腕骨」を表す「humerus(ヒューマラス)」ですが、別の英単語で「おかしい、こっけいな」を表す「humorous(ヒューマラス)」と発音がめちゃくちゃ似てるんです!

「funny」は「humorous」と同じ意味を持つので、そのため「funny bone(おかしくて面白い骨)」と呼ぶというのが一つ目の説。

簡単に言ったら、ダジャレからきてるってことですね(笑)

説2:「funny」= 変な

2つ目の説は、「funny」が持つもう一つの意味、「変な」から来ているというもの。

こちらはシンプルです。

「ファニーボーン」をどこかにぶつけると、まさに「変な」感覚が腕に走りますよね?

痛いんだけど、めちゃくちゃ痛いわけでもない。

鈍くて、ジンジンして、チクチクして・・・

ほんと「奇妙な」感覚ですね^^;

よって、「funny bone(変な骨)」と呼ばれるというのが2つ目の説です。

「tickle someone’s funny bone」が「〜を笑わせる」なワケ

「funny bone」は「ファニーボーン」としてだけでなく、「sense of humor(センス オヴ ヒューモア)」の意味としても使われます。

sense of humor」というのは、「ユーモアの感覚」のこと。

つまり、「tickle someone’s funny bone」で「〜のユーモアの感覚をくすぐる」といった意味合い。結果として、「〜を笑わせる」を表すってことですね^^

「tickle someone’s funny bone」の例文

例文①

I saw a movie last night. It really tickled my funny bone.

昨日の夜映画見たんだ。ほんと面白くて笑わせられたよ。

例文②

A : What’s tickling your funny bone

B : I just remembered something funny. 

A : 何が楽しくて笑ってるの?

B : ちょっと思い出し笑いしちゃって。

例文③

Jackie Chan tickles my funny bone. I can’t handle him. He makes me laugh way too much.

ジャッキーチェンは僕を笑わせるんだ。手に負えないね。彼は面白すぎる。

* handle 〜 = 〜を扱う

* way too much = とても〜すぎる(「way」は「too much」を強調)

この例文は、僕が最近Youtubeの動画を見てたときに、実際にネイティブの人が言っていたものです。

映画のリアクション動画だったのですが、この人にとってはジャッキーチェンがとにかく面白おかしいようで、だいぶ笑ってました。笑いのツボに入るんですね(笑)

まとめ

tickle someone’s funny bone

〜を笑わせる

「直訳:〜のファニーボーンをくすぐる」

「funny bone」と呼ばれる理由、なかなか面白いですよね!

(ちなみに、ここでの「面白い」は「興味深い」の意味なので、英語だと「interesting」です^^)

「tickle someone’s funny bone」と一緒に、ぜひ豆知識として覚えておくといいですよ。

それではまた!