「will」と「be going to」ってどう違うの?てか、英語の未来系って「will」「be going to」だけじゃないの?もう、なんだか複雑だよー。わかりやすく使い分け方が知りたいな。
今回は、このような疑問にお答えします!
まず、タイトルにもある通りですが、英語の未来系は4パターンあります。
- will V
- be going to V
- be ~ing
- 動詞の現在形
*V(verb=動詞の略)は動詞の原形を表しています。
「え?be 〜ingって現在進行形のやつじゃないの?」
「動詞の現在形が未来ってもはや現在じゃないじゃん!」
って声が聞こえてきそうですが、学校ではあまり未来系として教わらないこれら2つも、実は未来系として使えるんです!
4つの大まかな違いは以下の通りです。
「will」
- 「~する」と「今」決めた未来
- 特に根拠がない予測
- 約束や誓い
- 自主的な差しのべ(提案)
- 未来に起こることになっている事実
「be going to」
- 「~する」とすでに決めている未来
- 何か根拠があっての予測
「be ~ing」
- 具体的な日時がはっきりしていて、「~する」とすでに決めているとき
「動詞の現在形」
- 時刻表などルーティーンとなっているもの
ざっと違いをまとめましたが、これだけではしっくりこないと思います。
なので本記事では、これらを順に掘り下げていきます。
分かりやすく解説しますので、安心してついてきてくださいね!
will
「~する」と「今」決めた未来
前から決めていたことではなく、「今」この瞬間に決めた未来を表したいときは、「will」を使います。
友だちと家でくつろいでいて、「映画でもみよっか!」となったとします。
そしたらあなたは、
I will make some tea!
と、じゃあ「紅茶でも入れるね!」と言うことができます。
この場合「紅茶を入れる」ことは、今この会話をしている瞬間に決めたことなので、「will」を使います。
特に根拠がない予測
I think he will win the election.
「わたしは彼が選挙に勝つと思う」
約束や誓い
I will not make the same mistake again!
「もう同じ間違いはしません!」
自主的な差しのべ(提案)
I’ll carry your bag for you!
「あなたのカバン持ってあげるよ!」
未来に起こることになっている事実
The sun will rise tomorrow.
「明日太陽はのぼります」
be going to
「~する」とすでに決めている未来
上の紅茶を使ってみます。先ほどは、
I will make some tea!
「紅茶入れるね!」
というように、その場でとっさに決めた未来でしたね?
それでは、
I am going to make some tea.
はどうなるでしょう?これは、
「紅茶入れるつもりだよ」
ってことになります。
考えられる状況としては、
友達と映画を見ることに決める。
紅茶を作ると決める。
家族が「映画見るなら何かつまむものでも出そうか?」と聞いてくれる。
からの、
I’m going to make some tea.
「紅茶入れるから大丈夫だよ~」
って感じですね♪
何か根拠があっての予測
見たり聞いたり、何か根拠となるものがあっての予測には「be going to」を使います。
空が厚い雲で覆われてきたのを見て、
It is going to rain.
「雨が降り出すだろう」
実績や順調そうな仕上がりから判断して、
Naoya Inoue is going to win the fight.
「井上尚弥がその試合に勝つだろう」
wiiの「特に根拠がない予測」では「I think he will be the next president.」という例文をあげました。
しかしこれは本人からしたら、「なんとなくそう思うな…」という「特に根拠がない予測」ではなく、ニュースなどを実際見ての「根拠があっての予測」かもしれません。ですから、「will」を使うか「be going to」を使うかは、本当に細かい部分でもあり、どちらでもOKって場合が多いです。
なので、あんまり神経質に「どっちかな…」と悩まなくても大丈夫です^^
ちなみに、「It is going to rain.」の代わりに「It will rain.」と言った場合、ひびきとしては、「干ばつが続いてるけど、いつかそのうち雨が降るだろう…」みたいな感じに聞こえます♪
be ~ing
具体的な日にちや時間がはっきりしている上で、「~する」とすでに決めている未来には「be ~ing」を使います。
比較的近い未来にある「約束事」や「予約」に使われることが多いです。(近いとその分、大抵日程もはっきりしていますしね♪)
I am studying tonight.
「今晩は勉強する予定です」
I’m getting my hair cut on Thursday.
「木曜日に髪を切ってもらう予定です」
「be going to」と「be ~ing」は、ほぼほぼ同じです。「be ~ingの方がよりはっきりと確定してる予定なんだなー」ってくらいで抑えておけば大丈夫です!
迷ったら、ゆるめに対象範囲をとっている「be going to」の方を使うことを僕はおすすめします。
動詞の現在形
動詞の現在形はたとえ表すものが未来であっても、「交通機関」「店」「レストラン」「番組表」など、時刻が決まっていて、ルーティーンとなっているものに使われます。
The train leaves at 8 a.m. today.
「その電車は午前8時に出発します」
The restaurant closes at 10.
「そのレストランは10時に閉まります」
まとめ
今回は、英語の未来系4つの違いについて説明しました。
「will」
- 「~する」と「今」決めた未来
- 特に根拠がない予測
- 約束や誓い
- 自主的な差しのべ(提案)
- 未来に起こることになっている事実
「be going to」
- 「~する」とすでに決めている未来
- 何か根拠があっての予測
「be ~ing」
- 具体的な日時がはっきりしていて、「~する」とすでに決めているとき
「動詞の現在形」
- 時刻表などルーティーンとなっているもの
ぜひ、たくさんの文にふれて、それぞれの使い方の感覚を磨いていきましょう~