誰しも「好みじゃないもの」ってありますよね。
僕の場合、食べ物でいうと、子供の頃「グリーンピース」が「hate(嫌い)」でした。
ただ、大人になるにつれて、「料理に入っていたら食べるけど、好みではないな・・・」くらいになりました^^;
今回は、このように「好みでないもの」を言いたいときに使える、英語イディオム「not my cup of tea」を紹介します。
「not my cup of tea」の意味と使い方
not my cup of tea
(ナット・マイ・カッパ・ティー)
= 好みじゃない
「直訳:私のお茶じゃない」
*「cup of(カップ・オヴ)」はスムーズつなげて発音すると「カッパ」のようになります。
「not my cup of tea」は「嫌い!」ってほどではないけど、
- 好みじゃない
- あんまり好きじゃない
- 興味がない
- 自分に合わない
といったことを表すときに使われます。
「どっちかっていうと好みじゃないな・・・」
「好んで選びはしないな・・・」
「特別好きではないな・・・」
ってかんじだね♪
もう少し言うと、「not my cup of tea」には「別に他の人が好きって言っても否定はしないけど、自分個人的には好まないな」といったニュアンスがあります。
なので、苦手なものを丁寧で控えめに言いたときは便利です。
「No thanks(いいえ、結構です)」と言いたときなど、何かを遠慮したり断りたいときなんかにも使えます^^
「not my cup of tea」が「好みじゃない」を意味する理由
「not my cup of tea」の元は、1800年代にイギリスで使われ始めた「my cup of tea」=「私のお茶」=「好みだ」にあります。
最初は「not」がついた否定形じゃなかったんだね♪
お茶を飲むことが盛んで、お茶好きが多いとされるイギリス文化。
世の中にはたくさんの種類のお茶があり、それに何を入れるか、入れないかなども、人それぞれ好みやお気に入りがあります。
そんなことから、「my cup of tea(私のお茶)」で「私好みのお茶」を指し、そこから派生して、お茶だけでなく「好みのもの」を表すときにも使われるようになったというわけです。
1900年代前半になると、「not」を加えた否定系の「not my cup of tea(私のお茶じゃない)」が使われ始め、「好みでないもの」も表すようになりました。
ちなみに現在では、肯定系の「my cup of tea」はそこまで耳にすることはありません。対して、「not my cup of tea」はよく使われるので是非暗記しちゃいましょう^^
「not my cup of tea」の例文
Coffee is not my cup of tea.
コーヒーは私の好みじゃない。
直訳すると「コーヒーは私のお茶じゃない」となるため、一見「どゆこと??」って感じですよね。笑
「not my cup of tea」が「好みじゃない」を表すことを知っておくと、「あー、コーヒーがあんま好きじゃないんだね!」と理解することができますね^^
Action movies are not my cup of tea.
アクション映画は私の好みじゃない。
Going to clubs is not my cup of tea.
クラブに行くのはあまり好きじゃない。
I don’t like spicy food. It’s not my cup of tea.
辛い食べ物は好きじゃないです。あんまり得意じゃないんで。
まとめ
not my cup of tea
(ナット・マイ・カッパ・ティー)
= 好みじゃない
「〜が好きじゃないって言いたいけど、あまりぶっきらぼうには聞こえたくないな」
「他の人が好きでも全くかまわないんだけど、個人的にはあんまりなー」
といった時は、「I don’t like 〜」でもいいですが、「not my cup of tea」を使うとよりそれっぽいニュアンスを出すことができますよ^^
それではまた!