こんにちは!
今回は「actually」の使い方4パターンについて解説します。
「actually」という単語は英会話においてとてもよく使われる単語です。
実際かなり便利なので僕自身よく使ってます。
日本語では「実際は」「実は」「実のところ」「本当に」などと訳されることが多いです。
ただ、文によって自然でしっくりくる訳というのは変わってくるので、僕としては訳だけを覚えるというよりも、実際の使われ方を学ぶことで単語のニュアンスをつかむというのが効率がいいのでオススメですね!
そうしておくことで、臨機応変に文の意味を理解していくことができるかと思います。
それでは「actually」の説明に入っていきます♪
「actually」
まず「actually」の発音ですが「アクチャリー」のように発音されます。
「actually」の使い方4パターンは以下の通りになります。
- 発言を訂正したいとき
- 強調したいとき
- 驚きを表したいとき
- 情報や新たな話題を追加したいとき
それでは、それぞれのパターンを見ていきましょう!
発言を訂正したいとき
まず最初の「actually」の使い方は、
発言を訂正したいとき
です。
これは、相手の言うことなどを訂正して自分の意見を事実として話すときに使われます。
「実際はそうじゃなくて~だよ」といった感じですね♪
例文を見てみましょう。
The exam starts at 10:00 a.m.
その試験は10時に始まります。
– Actually, I think it starts at 9:00 a.m.
実際はそうでなくて、9時に始まると思います。
相手は試験が10時に始まると思っていますが、それに対して「実際は9時に始まるよ」ってことを訂正して伝えてます。
頻出の用法なのでもう一つ例を見てみましょう。
Tokyo Disneyland is located in Tokyo, right?
東京ディズニーランドは東京にあるんですよね?
– No, actually it’s in Chiba.
いいえ、実際は千葉にあります。
*「be located」位置している
こちらの例でも、相手が「東京ディズニーランドは東京にある」と思い込んでることを「実はそうじゃないよ」といった感じで訂正してますね。
また、「actually」は自分自身の発言を訂正して言い直したいときにも使えます。
「じゃなくて」とか「やっぱり」って感覚が日本語的には近いかとおもいます。
ちなみに僕はこの使い方をすることがけっこう多いですね。
例えば以下のようなスーパーでの場面です。
Do you need a bag?
袋必要ですか?
– No thanks. Wait! Actually I need one.
結構です。待って!やっぱ1袋いります。
レジで袋がいるかどうか聞かれた場面です。
一度いらないと答えるものの、実はエコバッグを家に忘れたことに気がついて「やっぱりひとつください」って言ってるパターンですね(笑)
この場合も、自分が直前に言ったことを訂正(撤回)していることが分かるかと思います。
強調したいとき
「actually」2つ目の使い方は、
強調したいとき
です。
I was so tired that I actually fell asleep during the movie.
私はとても疲れていたので、その映画の途中で寝てしまいました。
*「so ~ that …」 とても~なので…
この文では「actually 」を使うことで、「寝てしまった」という事実を強調しています。
「すごい疲れてたから、映画の途中なのにマジで寝ちゃったんだよね」といったニュアンスでしょうか。
ちなみに、こちらの「actually」が持つ働きはあくまでも強調なので、
I was so tired that I fell asleep during the movie.
というように「actually」なしでもこの文は成立します。
意味としては同じようになるのですが、ただ「寝ちゃったんだよね!」という強調したニュアンスがなくなるということになります。
驚きを表したいとき
「actually」3つ目の使い方は、
驚きを表したいとき
です。
Do you actually believe that he only sleeps 2 hours every night?
あなたは彼が毎晩2時間しか寝ないというのを本当に信じてるのですか?
この文では「彼が2時間しか寝ないってのマジで信じてるの?」というように、話し相手に対しての驚きを表してます。
今回は「本当に」というように訳していますが、このように「actually」は予想外のことに対する驚きも表すことができます。
情報や新たな話題を追加したいとき
「actually」4つ目の使い方は、
情報や新たな話題を追加したいとき
です。
Actually, I’ve been meaning to talk to you about that.
実を言うと、私はそのことについてあなたと話すつもりでいました。
*「mean to V」Vするつもりだ(Vは動詞の原形)
この文では「actually」を使って、「実を言うと」「そのことなんだけど」といったニュアンスで、会話に情報を加えていることが分かりますね♪
補足 :「actually」は単体でも使える!
「actually」は場合によっては単体でも使われます。
まず、こちらの例を見てみましょう。
これまで上で説明してきた「actually」の使い方のうちのどれかに当てはまるのですが、どれだか分かりますか?
A : She would never lie to me.
B : Well… actually…
*「lie」うそをつく
いかがでしょう?
実はこの例で「actually」は、「発言を訂正する」の使い方がされています。
あらためて訳をつけると以下のようになります。
A : 彼女は絶対に私にうそなんてつかないよ。
B : あの…実は…
この場合「actually」を使うことによって、Aが言っていることは実際は違っているということを表しています。
つまり、「彼女は私にうそなんかつかない」と信じているAではありますが、Bによると「実際彼女はAにうそをついている」ということがわかります。
おそらく考えられる状況としては、Bはこっそり彼女から本当のことを聞いたりしたのでしょう…
もちろんこの場合、AはBの「actually」という言葉を聞いた瞬間に、「自分が思っていたことと違うんだ!=自分は彼女にうそをつかれてるんだ!」と気づくことになります。
このように「actually」は単体で使っても、相手に実際は違うよということを伝えられるわけですね♪
まとめ
今回は「actually」の使い方について4パターン見てきました。
- 発言を訂正したいとき
- 強調したいとき
- 驚きを表したいとき
- 情報や新たな話題を追加したいとき
冒頭でもふれましたが、「actually」のようにいくつかの使われ方がある単語は、訳だけで覚えておくと文によってはしっくり来ないなんてことも多いです。
そのため、訳だけを丸暗記で覚えるよりも、どんな場面で使われるかということも合わせて覚えておくことをおすすめします^^
それではまた別の記事で!