今回は「a」「an」「the」の使い分け方を解説します^^
「a」「an」「the」の違い
a(1つの)
これと決まってないものを指す。
an(1つの)
これと決まってないものを指す。
【注意】「a」と違って「母音の音」で始まるものにくっつきます。
the(その)
これと決まっている特定のものを指す。
これだけではいまいちピンとこないと思うので順を追って説明していきますね♪
また「a」と「an」は意味としては同じなので、まずは「a」と「the」を比較して見ていきます。
a
次の文の訳は何でしょう?
He bought a car.
………
そうですね!
彼は車を買った。
です。
では、彼が何台の車を買ったのかは分かりますか?
………
答えは「a car」となっていることから「1台」となります。
He bought a car.
彼は(1台の)車を買った。
「a」は単数の名詞と一緒に使われます。
つまり「cars」のように複数であれば「a」は使えません。
例文の「car」は単数なので「a」をつけて 「a car =1台の車」を表しています。
さてここからが一番の肝となります!
例として仮に今ぼくがみなさんに「He bought a car」と言ったとしますね。
このときみなさんは、僕がいったいどこの何の車のことを言ってるか分かるでしょうか?
………
正解は「分からない」です!!
「a」はこれと決まってないものを指します。
つまり「He bought a car」と言っただけでは、その車がどこのブランドの何色のどんな車なのかさっぱり分からないということになります。
the
さっきの文の「a」を今度は「the」に変えてみましょう。
He bought the car.
見た目的にはわずかな違いではありますが、意味としてはかなりの違いがあります!
それでは、仮にぼくがみなさんに「He bought the car」と言ったとします。
この時みなさんは僕がいったいどこの何の車のことを言ってるか分かるでしょうか?
………
正解は「分かる」です!
「the」はこれと決まっている特定のものを指します。
そのため僕が「He bought the car」と言ったとしたら、みなさんは「あーあの車ね!」と何の車のことを言っているのか分かるんですね♪
例として、先週ぼくがみなさんとある車について話してたとします。
みなさん「てかさ、あの新しい車のCM見た?」
ぼく「あー見たよ!そういえばあの車友達のAが欲しがってたなー」
みなさん「へーそうなんだ!買えるといいね!」
そんな会話があった後で今日ぼくがみなさんに「He bought the car」と言ったとしたら、みなさんは僕が何の車のことを言っているのか分かりますよね!
そうです、CMの車ですね^^
つまり、僕はみなさんが何の車か分かっていることを分かっているので「the」を使いますし(ややこしい笑)、僕が「a」でなく「the」を使ったことからみなさん側も「あー先週話したあの車ね!」と分かるってことになります♪
「an」
「an」は「a」と同じく、これと決まってないもの指します。
ただ、ひとつ違いがあってそれは「an」は「母音の音で始まるものにくっつく」ということです。
【例】
- an apple
- an easy job
- an ice cream
- an orange
- an umbrella
ここで注意点です!!!
あくまでも「an」がつくのは「母音の音で始まるもの」です。
つまり「母音で始まるもの」ではないってことになります!
したがって
- an hour
- an honest person
などは「h」が発音されず母音の音で始まっているので「an」を使うということになります。
反対に
- a university
- a European
などは、見た目では「u」や「e」の母音で始まっていますが、発音はそれぞれ「ユニバーシティー」「ユーロピアン」というように子音の音で始まっているので「an」ではなく「a」を使うということになります。
まとめ
a(1つの)
これと決まってないものを指す。
an(1つの)
これと決まってないものを指す。
【注意】「a」と違って「母音の音」で始まるものにくっつきます。
the(その)
これと決まっている特定のものを指す。
それではまた^^