単語

「house」と「home」の違いは何?使い分け方を紹介

今回は「house」と「home」の違いについて見ていきましょう。

日本では「〇〇ハウス」や「〇〇ホーム」といった名前の会社なども見られ、「ハウス」「ホーム」という言葉自体とてもなじみがあると思います。

基本的にどちらも「家」と訳されることが多いですが、みなさんはこれら2つの違いを説明できますでしょうか?

なんとなくこんな感じかな?というように感覚的に違いに気づいている人もいるかもしれませんね♪

本記事を通してぜひ「house」と「home」の使い分けをしっかりとできるようになりましょう^^

「house」vs「home」

まず「house」と「home」の違いを簡単にまとめると以下の通りになります。

「house」

  • 家という建築物そのもの

「home」

  • 住んでいる場所
  • 自分にとってホッとできる場所

それではそれぞれ解説していきます!

「house」解説

「house」とは

家という建築物そのもの

を表します。

例えば、住むための建築物というと「house」の他に

  • 「apartment」アパート
  • 「condominium(= condo)」コンドミニアム、分譲マンション

などがありますが、どれも建物そのものを表している単語となります。

I live in a house.

私は家(という建物)に住んでいます。

「home」解説

「home」とは

  • 住んでいる場所
  • 自分にとってホッとできる場所

を表します。

home : 住んでいる場所

「house」が家という建物を表すのに対し、「home」は住んでいる場所を表します。

これは言い方を変えると、住んでいる場所はどこでも「home」になり得るということになります。

たとえば、あなたが建物である「house」に住んでいるとします。

その場合、その「house」はあなたの「home」であるということになります。

そのため、もしあなたがアパートに住んでいるなら、そのアパートがあなたの「home」となるわけです。

つまり、少し極端な例ではありますが、車や公園、河川敷などに住んでいるといった場合は、それらの場所も「home」と言えるわけです。

 

She has such a lovely home.

彼女はとても美しい家を持っています。

*「lovely(ラヴリー)」美しい

home : 自分にとってホッとできる場所

また「home」は、自分にとってホッとできる場所も表します。

落ち着ける場所、安心できる場所、ここが自分の居どころと感じられるような場所に対しては「home」が使われます。

昔ながらのことわざで

「Home is where the heart is」

というのがあります。

これは直訳すると

「homeというのは心がある場所だ」

といったようになりますが、つまり

「homeっていうのは心のよりどころと感じられる場所だよ」

と言っているわけです♪

ぼくは現在カナダに住んでいますが、じつは先日友達から以下のようなことを聞かれました。

「なんだかんだ長いことカナダにいるけど、もはやここが “home” って感じする?
それともやっぱり日本が “home” ?」

ぼくにとっては、生まれ育った日本がやっぱり心のよりどころと感じられるの場所なので、友達には

「やっぱり日本がいつまでも僕のhomeかな♪」

と答えました。

このように、普段みなさんも仕事や学校のために、実家や故郷から離れて暮らしている人も多いかと思います。

そんなみなさんも、やはり多くの方が

実家が落ち着く!
生まれ育った街が落ち着く!

と感じるのではないでしょうか?

そういった場合も、みなさんにとっての故郷や実家は「home」であるということになります。

逆に、例えばしばらく上京していて、もうすっかり東京という場所に慣れてしまって「ここにいると心がやすらぐな〜」といった場合には、そこがみなさんの新たな「home」ということも言えるでしょう。

Tokyo feels like home.

東京は家(ホーム)のように感じます。

「house」「home」を使う際の注意点

最後に「house」と「home」を使う際の大きな注意点がひとつあります。

まずは、下の例文をご覧ください。

I’m going to my house.

I’m going home.

これらの文は、どちらも

私は家に行きます(帰ります)

といった訳になります。

ただ2つの文には明らな違いが見れるかと思います。

そうですね!

「house」にはその直前に「to my」と置かれていますが、「home」に至っては何もありません。

このように、

「house」に行く

という際には、

go to my house

のようになり、goの後には前置詞の「to」、そして所有格(この例文では「my」) が必要となります。

対して、

「home」に行く

という際には、

go home

となり、前置詞「to」や所有格(myなど)はつけません。

わりと間違えやすいポイントであるので注意しましょう♪

ちなみに、

私は家に行きます(帰ります)

という場合、どちらかというと

I’m going to my house.

より

I’m going home.

のほうがより一般的に使われる言い方でナチュラルに聞こえます!

とは言っても、

I’m going to my house. 

というのも決して間違いではないので、あまり細かく気にすることはないでしょう♪

まとめ

今回は「house」と「home」の違いについて説明しました。

以下がポイントとなります。

「house」

  • 家という建築物そのもの

「home」

  • 住んでいる場所
  • 自分にとってホッとできる場所

みなさんの「home」はどこですか?^^

それではまた〜