「現在完了形」ってなんかよく分かんないんだけど、「過去形」とどう違うの?分かりやすく違いが知りたいな。
今回はこれにお答えします!
「現在完了形」って本当分かりにくいですよね。ぼくも始めの頃はなんとなくでしか理解できませんでした。
学校の授業ではよく分かんない横棒線が黒板に出てきたり、参考書を見ればなんだか難しい言葉の羅列のように見えたりで…(笑)
この記事を見てくださっているということは、みなさんも今まさに以前の僕のようにかなり困惑されていることかと思います。
出来るだけ分かりやすく説明していくので安心してくださいね!
- 「現在完了形」と「過去形」の違い
- 「現在完了形」の作り方
- 「現在完了形」の主な3つの使い方
「現在完了形」と「過去形」の違い
それではさっそく「現在完了形」と「過去形」の違いを見ていきましょう。
「現在完了形」
- 過去と現在を結びつけて考えているときに使われる。
- 現在どうなっているかが分かる。
- 過去のいつ起こったことなのかは重要でない。
「過去形」
- 過去のみに焦点をあてて考えているときに使われる。
- 現在どうなっているかは関係なく知りえない。
- 過去のいつ起こったかを言うときは「過去形」(a year ago、in September 2005 など)
例を見てみましょう。
「過去形」
I lost my keys.
「現在完了形」
I have lost my keys.
どちらも「鍵を失くした」という過去の出来事についての文です が、
「過去形」では、単に過去に失くしたと言っているだけで、今はどうなっているかは関係ありません。よって、失くしたけど次の日に見つけたということも考えられます。
「現在完了形」では、過去に鍵を失くして、今現在も失くしたままということを表しています。(家に入れないってことが分かりますね…^^;)
つまり、上で話したとおり、過去と現在を結びつけて考えられているのです。
このように、「現在完了形」と「過去形」には、現在どうなっているかが分かるかどうかという大きな違いがあります。
ちなみにぼくは昔よく鍵をなくしてたよ… みんなも気をつけてね!
「現在完了形」の作り方
「現在完了形」は
主語 + have/has + 過去分詞
* I/You/We/They → have
He/She/It → has
で作ることができます。
過去分詞は辞書を引いたときに載っている動詞の活用で、3番目にあたるものです。
また、動詞には「規則動詞」といって、ルールに基づいて活用されるものと、「不規則動詞」という、決まったルールを持たないで活用されるもの(つまり、暗記するしかないもの)があります。
「規則動詞」
ルール = 過去形と過去分詞に「ed」をつければOK!
例)start – started – started (現在形 – 過去形 – 過去分詞)
*ただし、ちょっとした例外もあります。
例1)imagine – imagined – imagined
(edでなくdのみが足されています)
× imagine – imagineed – imagineed のようにはなりません。
例2)study – studied – studied
(yをiになおして、iedが足されています)
× study – studyed – studyedにはなりません。
「不規則動詞」
例1)do – did – done
例2)begin – began – begun
「現在完了形」の主な3つの使い方
「現在完了形」の主な3つの使い方は以下の通りです。
- 経験
- 現在に影響を与えている過去のこと
- 過去に始まって今も続いていること
また、先ほど「現在完了形」と「過去形」の違いは、
「現在完了形」
- 過去と現在を結びつけて考えているときに使われる。
- 現在どうなっているかが分かる。
- 過去のいつ起こったことなのかは重要でない。
「過去形」
- 過去のみに焦点をあてて考えているときに使われる。
- 現在どうなっているかは関係なく知りえない。
- 過去のいつ起こったかを言うときは「過去形」(a year ago、in September 2005 など)
であるとまとめました。
これらの感覚も頭に入れながら使い方を見ていきましょう。
経験
I have lived in Japan.
私は日本に住んだことがあります。
I have never lived in Japan.
私は日本に住んだことが一度もありません。
Have you ever lived in Japan?
あなたは今まで日本に住んだことがありますか?
「経験」と一緒に使える単語
- never = 一度も~ない(否定文で使われる)
- ever = 人生で今までに(疑問文で使われる)
*「過去形」
I lived in Japan when I was a kid.
私は子どもの頃日本に住みました。
「過去形」の場合は、「住んだ」という過去のみに焦点が当てられていて、それが具体的に「いつ」起こったのかを示すことが普通です。(この場合だと、「子どもの頃」となっています。)
対して、「現在完了形」I have lived in Japan.では、いつ日本に住んだのかは重要でなく、今現在から見て単に「住んだ経験がある」ということを示しています。
また、この場合は「経験」のことを言っているので、今は日本に住んでいないということが分かります。
現在に影響を与えている過去のこと
I have already eaten dinner.
私はすでに夕食を食べました。
I have not eaten dinner yet.
私はまだ夕食を食べていません。
Have you eaten dinner yet?
あなたはもう夕食を食べましたか?
「現在に影響を与えている過去」と一緒に使える単語
- already = すでに
- yet = まだ、もう(否定文または疑問文で使われる)
*「eat」の活用:eat – ate – eaten
*「過去形」
I ate dinner an hour ago.
私は1時間前に夕食を食べました。
過去だけにフォーカスしてる「過去形」と違い、「現在完了形」では過去が現在に影響を与えていることが分かります。
この場合、すでに夕食を食べたということから、結果として今はお腹が空いていないという影響を現在に与えていることが読み取れます。
過去に始まって今も続いていること
I have lived in Tokyo for 5 years.
私は東京に5年間住んでいます。
I have lived in Tokyo since 2015.
私は東京に2015年以来住んでいます。
How long have you lived in Tokyo?
あなたはどれくらい東京に住んでいますか?
「過去に始まって今も続いていること」と一緒に使える単語
- for = ~間
- since = ~以来
*この場合、単に
「過去形」
I lived in Tokyo.
というのと違い、今現在も東京に住んでいるということが読み取れます。
まとめ
今回は、「現在完了形」と「過去形」の違いについて見てきました。
いかがでしょう?少しでも、「なんとなく分かったかもしれないな」となってもらえてたら幸いです^^
まだ、難しいなって感じる方も安心してください。けっこう感覚的なものでもあるので、いろんな例文に触れていくうちに必ずわかるようになってきます!
正直実際ぼくも、文法書などをじーっと眺めて必死に理解しようとしていたときよりも、映画などを通してたくさん英語に触れるようになってから、分かるようになっていきました。
大丈夫です。焦らないで一歩一歩前に進んでいきましょう♪
それではまた~