今回は「to say the least」という表現を紹介します♪
「to say the least」とは?
to say the least
=控えめに言っても
「to say the least」はたいてい文の最後にきます。
そして、「可能な限り控えめに表現しても~だよ」というような意味を表します。
「the least」は「最も小さく(少なく)」といった意味を持ちます。
つまり「to say the least」の直訳は「最も小さく言っても」といった感じです^^
よって「最も小さく言っても」というのが「控えめに言っても」といった感じの意味になるのはなんとなく理解できるかと思います♪
例文1
It’s hot, to say the least.
控えめに言っても暑い。
夏なんかに「とにかく死ぬほど暑い…」って言いたいときにはこんな感じで「to say the least」を使うこともできますね^^
控えめに言っても暑いんですから、つまり「体が溶けるくらい、ありえないくらいあちぃ…」って感じを表せます!
このことからも分かるように「to say the least」を使うと「体が溶けてしまいそうなくらい」などと、実際どれだけ暑いのかっていうことを細かく説明しなくても「it’s hot」に添えるだけでめちゃめちゃ暑いことを表現できるんです!
便利ですよね??
例文2
It wasn’t tasty, to say the least.
控えめに言ってもそれは美味しくなかった。
「とにかく美味しくなかった」とはっきり言わない代わりに「to say the least」をつけることでそれを控えめに表しています。
本当はおそらく「吐きたくなるほどまずかった」とでも言いたいのでしょう^^;
ただそれだとあまりにも失礼ですよね?
そんな場合は「to say the least」を使うことで本来思っていることははっきり言わずに、それでもすごく美味しくなかったということをほのめかして伝えることができます。
例文1で実際どれだけ暑いのかを細かく説明して言わなくてもよかったように、この場合も実際どれだけ美味しくなかったのかは、あれこれ言わなくても「to say the least」を使えば伝えられるんですね♪
このように「to say the least」は、「実際はもっと度合いがすごいんだよ!」ってことを示すなど発言を強調したいときに使えます。
ぼくが最近「to say the least」を耳にした例
ある僕の友達が「突然警察が家に来たことがある」と話していたんですね。
おそらく何らかのちょっとした用事だったと思います。
もちろんその友達はなにも悪いことをしていたわけではないのでかなりびっくりしたみたいですが(笑)
そんな話の流れで友達が言ったのが
「Anxiety attacks, to say the least」
でした。
「anxiety attack(アングザイアティ アタック)」というのは「不安発作」のことです。
実際に発作を起こしたわけではなかったのですが、それほどびっくりしたということを言いたかったんですね♪
それに加えて「to say the least」と言っていますから、「控えめに言っても発作だね」といった感じで実際はそれよりももっとやばかった、
つまり「発作なんてものでは済まないほどビビった!」ってことを言っています^^
「to say the least」を実際に聞いてみよう♪
映画『Beauty and the Beast(美女と野獣)』の歌にも「to say the least」が出てきます。
Just a little change
作詞 / 作曲:Howard Ashman, Alan Menken
Small to say the least
たった少しの変化
控えめに言っても小さな
これはヒロインのベルと野獣に、それぞれ互いに惹かれ合うような変化が少しずつ起きていったことを歌っています。
「to say the least」とつけ加えることで「small」を強調し、本当にわずかな変化から始まったということを表していますね^^
それでは実際に聞いてみましょう♪
(動画では『45~55秒』あたりになります)
まとめ
to say the least
=控えめに言っても
それではまた^^