すごく話題になってたから買ってみたけど、
「え・・・なんか期待してたのと違う・・・」
という感じになった経験ってありませんか?
今回は、こういった場面などに関係する英単語「hype」を紹介します。
「hype」の意味と使い方
hype(ハイプ)
=【名詞】興奮、過剰な宣伝
=【動詞】〜を興奮させる、〜を過剰に宣伝する
「hype」は名詞や動詞として使われ、
- 興奮、盛り上がり、ワクワクウキウキ
- 大袈裟で過剰な宣伝
に関するものがあります。
とはいっても、「過剰な宣伝」も、結局は人々を「興奮」させるなど刺激によって興味を持たせるためのモノなので、1、2にはつながりが見えますね^^
「hype」の例文
1、興奮、〜を興奮させる
I didn’t enjoy the movie but I still watched it because of the hype.
私はその映画楽しくなかったけど、それでも盛り上がってたから見たよ。
* because of 〜 = 〜が理由で
直訳は「私はその映画を楽しまなかったけど、それでもその盛り上がりが理由で見たんだ」となります。
要は、みんなが話題にするかんじで、世間が興奮して盛り上がってたからとりあえず見たってことですね^^
度合いが大げさなくらいの「興奮」や「盛り上がり」といったニュアンスです。
I’m hyped about the World Cup.
私はワールドカップに興奮している。
「hype 〜」は「〜を興奮させる」の意味。
例文では「be + hypeの過去分詞(hyped)」となっているため(いわゆる「受け身」の形)、直訳では「興奮させられた」の意味になります。
つまり、もっと自然に訳すなら「興奮してる」になるわけです^^
また、「hype」と同じ意味をもつ「excite」を使って、
I’m excited about the World Cup.
私はワールドカップに興奮している。
と言い換えることもできます。
ちなみに、「be hyped」の代わりに「d」を省略して「be hype」って言い方もされるよ♪
I’m hype about the World Cup.
ってかんじにね!
「be hyped」はフォーマルよりもカジュアル寄りな聞こえを持つけど、「be hype」の方がさらにカジュアルな響きがあるんだ。
そしてどちらかというと、「be hype」の言い方をするのは若者が多いよ♪
2、過剰な宣伝、〜を過剰に宣伝する
There is a lot of media hype about the product.
その製品についてメディアの過剰な宣伝がある。
* There is 〜 = 〜がある
「hype」だけでも「過剰な宣伝」を表すのですが、「media hype」という言葉があります。
「マスメディアでの大げさで派手な宣伝」のことを指し、実際のものよりも誇張してあっちこっちで宣伝する、そんな意味を持っています。
ちなみに「media」の発音は「ミーディア」なので注意しましょう^^
The book was so hyped up.
その本はかなり過剰に宣伝されていた。
「hype」はしばしば「hype up」とも使われます。
この例文は、例文②と同じように「be + hyped」、つまり「受け身(〜された)」の形。
こちらもまた、本の実際の面白さにしたら、大げさと言えるような宣伝があったということになります。
それによって、世間もかなり盛り上がって話題になった、そんな感じですね^^
ついでに覚えよう!「hype man」ってどんな人?
「hype man(ハイプ マン)」とは、コンサートなんかでアーティストの登場前や衣装替えの合間など、観客を「hype」にする役目の人。
「会場の雰囲気を最高潮に持っていく、そしてそれを維持するための盛り上げ役」ってことですね!
特にラッパーたちのコンサートではよく見られます。
「hype man」が観客に向かって叫ぶ、よくあるフレーズとしては、
- Put your hands up!!
手を上に!!
- Make some noise!!
騒げ!!
- When I say 〜, you say 〜!!
俺が〜って言ったら、〜って続けて言え!!
なんかがあります^^
まとめ
hype(ハイプ)
=【名詞】興奮、過剰な宣伝
=【動詞】〜を興奮させる、〜を過剰に宣伝する
こうしてみると、世の中「hype」なことってたくさんありますよね!
ネイティブはかなり使う単語なので、しっかり覚えておくことをオススメします^^
それではまた!