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【簡単】カジュアルな英語挨拶を3つの場面で紹介&解説!

4人の大人たちが外で楽しそうに話している姿

カジュアルなシーンで使える英語のあいさつ」のまとめです。

この記事で学べること
  • 「基本」のカジュアルなあいさつ&返事の仕方
  • 「久しぶりに会ったとき」のカジュアルなあいさつ&返事の仕方
  • 「別れるとき」のカジュアルなあいさつ
  • 「そろそろ行かなきゃ」の英語

「英語を使って外国人の友だちを作りたい!もっと仲良くなりたい!でもカジュアルな挨拶にはどんなものがあるんだろう・・・仲良くなりたいんだからできるだけフレンドリーにいきたいし、かた苦しく聞こえるのだけはイヤだな」

こういった疑問や悩みってありますよね。

また、いくつかの挨拶表現をすでに知っていたとしても、果たしてそれらが実際どの程度カジュアルな場面で使われるものなのかといった疑問もあるかと思います。

そこで今回は「カジュアルな場で使える英語のあいさつ」を下記の3つの場面に分けてわかりやすく紹介します。

  1. 日常的に使えるあいさつ
  2. 久しぶりに会ったときのあいさつ
  3. 別れるときのあいさつ

これらを身につけて、自然でフレンドリーな挨拶が交わせるようになりましょう。

日常的に使えるあいさつ

英語のあいさつは基本的に下記の形をとります。

「短いあいさつ」+「質問のあいさつ」

例)「Hi」+「How are you doing?」

それでは短い挨拶から紹介していきます。

短いあいさつ

  • Hi.
  • Hey.
  • Hi there.
  • Hey there.
  • Morning.(Mornin’)
  • Afternoon.
  • Evening.(Evenin’)

「Hi」はかなり万能なあいさつです。カジュアルな場面だけでなくビジネスなどのフォーマルな場面でもよく使われます。

「Hey」はとてもカジュアルで「Hi」のようにフォーマルな場面で使ってしまうと失礼になりますが、よく知っている人や親しい人相手なんかには自由に使うことができます。

ちなみに英語のあいさつといったら真っ先に思い浮かぶ「Hello」は、対面で使うととてもフォーマルに聞こえます。かしこまった場を除いては、どちらかというと対面より電話上で使うことが多いです。

よってカジュアルの度合いは、

HelloHiHey

のように「Hey」に向かうにつれて強くなります。

ビジネスの場面で使えるフォーマルな挨拶はこちらの記事で詳しく解説してますので、チェックしてみてください。

「Morning」は「Good morning」のカジュアル版です。「モーニンッ」のように発音され「Mornin’」といったように綴られることが多いです。

同じく「Good afternoon」や「Good evening」のカジュアル版として「Afternoon」「Evenin’」もありますが、使用頻度は「Mornin’」が一番高いです。

質問のあいさつ

質問のあいさつには大きく、

  • 「How」を使うもの
  • 「What」を使うもの

があります。

「How」を使った質問のあいさつ

How」のあいさつは「調子」を尋ねます。

  • How’s it going?
  • How are you doing?
  • How’s everything (going)?
  • How are(is) things?
  • How’s life?

  • (生活の)調子はどう?
  • (あなたの)調子はどう?
  • (全ての)調子はどう?
  • (物事の)調子はどう?
  • (人生の)調子はどう?

How’s it going?」は「ハウズィゴーイン」または速くすると「ハズィゴーイン」のように発音されます。

「it」がさすのは「相手の生活」のことで、つまり「あなたの生活はどんな感じにいってますか?」=「(生活の)調子はどう?」と聞いていることになります。

How are you doing?」は「How ya doin’?」=「ハウヤドゥーイン」または「ハヤドゥーイン」のように発音されます。

「How’s everything?」は「How’s everything going?」とも言うことができます。

「How are things?」は「How’s thing?」といったように「is」が使われることも多いです。「things」は複数なので文法的には「are」が正しいのですが、こんなかんじで文法を無視した表現というのも英語にはたくさんあります。日本語でもそうですよね。

「What」を使った質問のあいさつ

What」のあいさつは「近況」を尋ねます。

  • What’s up?
  • What’s new?
  • What’s going on?
  • What’s happening?

  • 何かあった?
  • 何か新しいことある?
  • 何か起こってる?
  • 何か起こってる?

What’s up?」は「ワッツァッ」のように発音します(”p”の音はほとんど聞こえない)。また「t」の音が省略され「ワッサッ」のように発音されることもあり、「Wassup?」と綴られたりもします。

ちなみに「What’s up?」の「s up」をとった「Sup?(サッ)」もありますが、これは度カジュアルな言い方です。

返事の仕方

質問のあいさつに対する返事は尋ねられたのが「How」だったのか「What」だったのかで変わります。

「How」の挨拶への返事

  • Good.
  • Pretty good.
  • Great.
  • Not bad.
  • Fine.

  • いいよ
  • 割といいよ
  • かなりいいよ
  • 悪くないよ
  • まあいいよ

「Fine」には「元気」というよりは「大丈夫」といったニュアンスがあります。「Pretty good」も「Fine」とほぼ同じような意味合いで「まあいいかな」といったかんじです。

ただ返事の言い方でもニュアンスは変わってくるので、これらの訳というのはあくまでも目安といったところです。例えば、「Not bad…」とボソッ言う場合と「Not bad!」と笑顔でイキイキと言う場合では、前者は「まあまあだよ」、後者は「いいよ!」といったかんじで意味合いが変わります。

「What」の挨拶への返事

  • Not much.
  • Nothing much.
  • Nothing.
  • Not a lot.

  • あんまりないよ
  • あんまり何も
  • 何も
  • 多くないよ

これらの返事は「近況何かある?」といった「What」の質問に対して、どれも「特に何も変わりないよ」といったことを表します。

「Not a lot」は「ナダラッ」のように発音すると自然に聞こえます。

【注意点】質問の挨拶への返事

質問のあいさつは厳密に訳すと「調子」や「近況」を聞いていることにはなりますが、答える際に少し注意が必要です。

というのも、これらの質問はあくまでもただの「あいさつ」であって「Hi」や「Hey」などと何ら変わりがないからです。「社交辞令的」なものであり、ほとんどの場合本当に相手の調子や近況を知りたくて尋ねているわけではありません。

そのため、例えば「What’s up?」に対して「Hey」やそのまま「What’s up?」と答えることも普通によくあります。

なので、仮に実際は調子が悪かったり上手くいってなかったとしても、相手が家族や本当に仲のいい友達でない限り「サラッとポジティブに返す」のが一般的です。

逆に相手と親しい場合は正直に答えてもOKです。何か上手くいっていないことや愚痴など言いたいことがあれば「じつはあんま良くないんだよね」と答えることができます。そうすることで相手も「What’s wrong?(どうしたの?)」や「What happened?(何があったの?)」のように大抵聞いてくれます。その場合は、良くない理由を伝えるようにしましょう。

調子が悪いときの返事

  • Not (so) good
  • Not (so) great
  • Not (so) well.
  • Awful.
  • Terrible.
  • Horrible.

「Not (so) good/great/well」は「(あんまり)良くない」を表し、「Awful」「Terrible」「Horrible」は「ひどい、最悪」といった「Really bad」の意味をもちます。

相手への聞き返し方

質問のあいさつに答えた後は、ぜひ相手にも聞き返しましょう。

下記のように聞き返すことができます。

  • You?
  • Yourself?
  • And you?
  • And yourself?
  • How about you?
  • How about yourself?

それでは会話例を見てみましょう。

会話例

会話例①

A : Hey, how’s it going?

B : Not bad. How about you?

A : Pretty good.

会話例②

A : Hi, how are you doing?

B : Good, you?

A : I’m doing great.

「How are you?」や「How are you doing?」と聞かれた場合「I’m doing good/great」のように答えることも多いです。

また、細かいことを言うと「I’m doing well」が文法的には正しいですが、実際は「well」よりも「good」や「great」を使う方が多い印象です。

会話例③

A : Hey, what’s up?

B : Not much. How’s it going?

A : Good.

こんなかんじで「You?」などではなく、「別の質問の挨拶」を使って相手に聞き返すこともできます。

また、

  • 「What’s up?」には「Not much」
  • 「How’s it going?」には「Good」

で答えているところにも注目しましょう。

「What’s up?」はあくまでも「What(何)」であって「How(どう)」とは聞いてないので、「What’s up?」に対して「Good」のように答えるのは正しくはありません。

逆に「How’s it going?」は「How」なので「Not much」とは答えません。

「What’s up?」に対してたまに「The sky(空)」や「The ceiling(天井)」などとおちゃらけて答える人もいます。これは「What’s up?」の「up」を「上に」と文字通りにとらえたものです。

くだらないかもしれませんが、まあこんな返答もあるんだなと覚えておくといいです(笑)

会話例④

A : Hey, how’s things?

B : Not so good…

A : Why? What happened?

B : I just broke up with my boyfriend yesterday.

A : モノごとどんなかんじ?

B : あんま良くないんだよね・・・

A : なんで?何があったの?

B : 昨日彼氏と別れたんだ。

久しぶりに会ったときのあいさつ

ひさしぶりに会ったときは次の2つのことをしましょう。

  • 「ひさしぶり」と挨拶
  • 「相手がどう(何)してたか」を尋ねる質問

「ひさしぶり」の挨拶

  • Long time no see.
  • It’s been a while.
  • It’s been a long time.
  • It’s been ages.
  • I haven’t seen you in ages.
  • I haven’t seen you in so long.

  • ひさしぶり
  • しばらくぶりだね
  • しばらくぶりだね
  • しばらくぶりだね
  • 長いこと会ってなかったね
  • 長いこと会ってなかったね

「相手がどう(何)してたか」を尋ねる質問

  • How have you been?
  • What have you been up to?

  • どうしてた?
  • 最近何してる?

How have you been?」は「最後に会ったときから今までどうしてたか」の「調子」を聞く表現です。なめらかに発音すると「ハウヴャベン」のようになります。

What have you been up to?」は「What have you been doing?」を表し、「最後に会ったときから今まで何をしているか」を聞いています。「ワダユベナップトゥ」のように発音するとネイティブっぽく聞こえます。

会話例

会話例⑤

A : Hi, long time no see! How have you been?

B : Not bad! How about you?

A : I’ve been good!

会話例⑥

A : Hey, it’s been a while! Good to see you! 

B : It’s good to see you too! What have you been up to?

A : Not much, and you?

B : Nothing. Just work.

「Good to see you」は「会えてよかった」といったように「相手に会えて嬉しい気持ち」を表します。

別れるときのあいさつ

  • Bye.
  • See ya.
  • See ya later.
  • Catch ya later.
  • Later.
  • Have a good one.

「See you」などの「you」は「ya」と短く言うことで、よりカジュアルで自然な響きになります。

基本的にどれも「またね」や「また後で」を表します。

最後の「Have a good one」というのは「Have a good day(よい1日を)」のカジュアルバージョンです。

会話例

会話例⑦

A : I’ve got to get going. See ya!

B : Bye! Have a good one!

I’ve got to get going」は「行かなきゃ」という意味で、会話の最中に「そろそろ行かなきゃ」と言いたい場合に便利なフレーズです。 

その場を離れるときに使えるフレーズには「I’ve got to get going」の他に次のようなものがあります。

別れるときの「行かなきゃ」の英語

  • I’ve got to get going.
  • I’ve gotta go.
  • I gotta take off.
  • I’m off. 
  • I’m heading off.

どれも「行かなきゃ」「行くね」を表すのでぜひ使ってみてくださいね。

ちなみに「I’ve got to」「I’ve gotta」「I gotta」というのは全て同じ意味で「〜しなきゃ」を意味します。

この表現に関してはこちらの記事で解説してるのでチェックしてみてくださいね。

まとめ

【短いあいさつ】

  • Hi.
  • Hey.
  • Hi there.
  • Hey there.
  • Morning.(Mornin’)
  • Afternoon
  • Evening.(Evenin’)

【質問のあいさつ(How)】

  • How’s it going?
  • How are you doing?
  • How’s everything (going)?
  • How are(is) things?
  • How’s life?

【質問の挨拶(What)】

  • What’s up?
  • What’s new?
  • What’s going on?
  • What’s happening?

【返事(Howに対して)】

  • Good.
  • Pretty good.
  • Great.
  • Not bad.
  • Fine.

【返事(Whatに対して)】

  • Not much.
  • Nothing much.
  • Nothing.
  • Not a lot.

【返事(調子が悪いとき)】

  • Not (so) good
  • Not (so) great
  • Not (so) well.
  • Awful.
  • Terrible.
  • Horrible.

【相手への聞き返し方】

  • You?
  • Yourself?
  • And you?
  • And yourself?
  • How about you?
  • How about yourself?

【久しぶりのときの挨拶】

  • Long time no see.
  • It’s been a while.
  • It’s been a long time.
  • It’s been ages.
  • I haven’t seen you in ages.
  • I haven’t seen you in so long.

【久しぶりのときの質問の挨拶】

  • How have you been?
  • What have you been up to?

【別れるときの挨拶】

  • Bye.
  • See ya.
  • See ya later.
  • Catch ya later.
  • Later.
  • Have a good one.

【そろそろ行かなきゃいけないとき】

  • I’ve got to get going.
  • I’ve gotta go.
  • I gotta take off.
  • I’m off. 
  • I’m heading off.

さて今回は「カジュアルな英語の挨拶」を紹介しました。

挨拶は頭で考えてからではなく、反射的に口から出るようにすることが大切です。ぜひ英語で話す機会を積極的にもうけて、いろいろなパターンを試してみてくださいね。

それではまた!