誰かについて話をしていて、タイミングよく丁度その人がそこに現れることってありますよね!
今回はそんな場面で使える表現「Speak of the devil.」を紹介します♪
Speak of the devil.
噂をすれば
「Speak of the devil.」とは?
Speak of the devil.
= 噂をすれば
(直訳:悪魔について口にする)
*「speak of 〜」= 〜について口にする、話す
*「devil」= 悪魔
由来
「Speak of the devil.」の由来は中世にあった下記のフレーズにあります。
Speak of the devil, and he doth appear.
悪魔について口にすると、彼は現れる。
*「doth(ダス)」= does
(「doth」は古語で現在の「does」に当たる)
*「appear(アピアー)」= 現れる
現代では「Speak of the devil.」というフレーズが普通にカジュアルに使われるように、「devil(悪魔)」と口にすることは大したことではありませんが、中世からのしばらくの間は今とは事情が大きく異なりタブーとされていたようです。
「devil」と口にするとそれを召喚してしまうという言い伝えが強く広まっており、人々はとても恐れていました。
軽々しく言えるような言葉ではなかったんですね!
つまり、「Speak of the devil, and he doth appear.」は「悪魔の名を言うと実際に悪魔が来るぞ!」という警告を表したフレーズでした。
そして現代に近づくにつれて、シンプルに「Speak of the devil.」と短縮して使われるようになりました。
本来の意味も失われ、「devil」の部分は文字通り「悪魔」を表すのではなく、誰かの話をしていたら丁度よくその場に現れたその本人のことを指すようになりました。
よって、「speak of devil」は日本語で言うところの「噂をすれば」に当たるという訳です♪
例文
A : Did you see Mike today?
B : No, I didn’t.
Mike : Hey, what are you guys talking about?
A : Speak of the devil! We were just talking about you.
A : 今日マイクに会った?
B : いや、会ってないよ。
マイク : ねえ、何の話ししてるの?
A : 噂をすれば!丁度君の話してたところだよ。
まとめ
Speak of the devil.
= 噂をすれば
実際に直接その人がその場に現れなくても、
誰かの話をしていたらちょうどその人から電話がかかってきたとき、
好きな俳優さんの話をしていたちょうどその人がテレビに出てきたときなど、
「噂をすれば!」って言うときには使える表現なのでぜひ使ってみてくださいね♪
それではまた^^